むし歯や歯周病は「予防」できる病気です
技術や素材の質の向上により、以前に比べてレベルの高い入れ歯やブリッジ、インプラントなどを作れるようになっています。
ですが、なにより上質で使いやすく、おいしくお食事を召し上がれるのはご自身の歯です。
一生涯持って生まれた歯を使い続けていくためには、むし歯や歯周病などにならないように防ぐことが大切です。
当院では予防歯科に力を入れており、「PMTC」などプロによる歯のクリーニングやフッ素の塗布といった「プロケア」と、日々の適切な歯磨きのためのブラッシング指導などの「セルフケア」の両方向からのアプローチを行っています。
当院を「歯が悪くなってからの場」ではなく、「歯が悪くならないための場」としてご活用ください。
ブラッシング指導
むし歯や歯周病を防ぐために一番の基本となるのは、毎日の歯磨きです。
ですが、歯磨きは間違ったブラッシングでは、汚れが落ちないどころか、歯ぐきなどを痛めてしまう原因となります。
当院では、歯科衛生士が歯の状態を確認しながら、その方に合った歯ブラシの選び方やブラッシング方法をご指導し、磨き残しのない適切な歯磨きができるようなアドバイスをいたします。
また、歯間ブラシやデンタルフロスなどの選び方や使い方も丁寧にお伝えし、歯ブラシと併用することで、より完璧な歯磨きをめざします。
歯のクリーニング(PMTC)
むし歯や歯周病予防には歯磨きが大切だと書きましたが、どんなに上手に歯磨きができたとしても、落とせる汚れは6割程度だといわれています。
そこでさらに必要となるのが、歯科医院でのプロによるクリーニングです。
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、歯科衛生のプロが専用器具で行う歯のクリーニングです。
当院では歯科医師や歯科衛生士が、クリーニング専用の器械と研磨ジェルを使用して、歯磨きでは落としきれない汚れを丁寧に落としていきます。
PMTCにより、汚れを除去すると同時に、歯の表面をつるつるに磨き上げることで、汚れの再付着を防ぐという効果もあります。
定期検診
歯科医院は「歯が悪くなってから行くとこと」とお考えの方が多いと思います。
ですが、これまで述べたように、当院では歯科医院を「歯が悪くなる前に行くところ」と考えていただけるよう取り組んでいます。
歯の病気は治療すれば治りますが、歯を元に戻すことはできませんし、削ったりするとどんどんもろくなっていってしまうため、治療を繰り返さないことが大切です。
歯の健康には「早期発見・早期治療」が重要で、定期検診こそ、予防歯科にとって最大の効果が得られます。
定期的に歯科医院を受診して、悪い部分の早期発見や、プロケアでお口の健康を守っていきましょう。